株式会社日本カーゴエキスプレス
JAPAN CARGO EXPRESS CO., LTD.
本社:
〒105-0003
東京都港区西新橋1-20-9 TSRビル4階
TEL:03-5251-1021(代表)
FAX:03-5251-1010

板紙・段ボール新聞

1997年( 平成9年)2月27日
  企業訪問vol4 東京都港区 
株式会社日本カーゴエキスプレス

鞄本カーゴエキスプレス(本社・東京都港区西新橋2-35-5荒川ビル、鈴木隆志社長)は、昭和三九年に国内航空貨物取扱で創立、 昭和43年に現社名として創立された。
時代に先行した輸送手段の開発を経営理念とし、輸送のスピードアップをモットーに業務を拡大、梱包作業発送の請負、包装材料の販売、 陸上輸送の取扱、海外到着貨物の解体、特殊資材の企画開発販売などを開始いている総合物流企業。

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特に、包装資材部では一般段ボールを扱い、商事部においては大型段ボールや鮮度保持段ボール、花用シート、静電気対策包装資材などを扱って いる。
資本金一億円、従業員数八十名、直営店舗九店、関連営業所全国七十ヶ所。
同社の特徴は、自社開発のノウハウ、技術を持ち、パッケージ、物流という面からトータルに相談を受けられるというところ。
現状に対して鈴木社長は「物流について、様々な相談を一手に受けられる仕組みづくりをしたいと思っている。それに伴い、お客様に合わせた 包装資材の開発に今まで以上に力を入れていきたい」としている。
課題としては「物流の部門、包装資材の部門、商事の部門と、それぞれが独自のお客様と取引し、リンクしていない。それをリンクさせるという ことが当社にとっての将来的な楽しみな課題となっている」という。
厳しい事業環境の中で「大手ユーザーが、今まで私どものような独立系の会社は、あまり相手にしてくれなかったのが、逆に相談に乗ってほしい とか、話は聞いてみようとか、コストダウンなど色々な悩みの相談をしてくれる、というような流れもあるので、逆にこういうアゲインストの風を 活かしていかなければならないのではないかと思っている。厳しい中でも、それぞれの活路を見い出し、活用していかなければと考えている」と 語った。
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また、将来的な見通しについては「他社と差別化できるものでなければ生き残れないのではないかという気がする。輸送にしても、差別化をしな いと、大手にコストの面では飲まれるという形になる。
中小、中堅企業は、コストダウンの面では疑問であり、コスト競争では限界があって、その場ではできたとしても、それが長く続くか問題と なる。それで、利益を生む商品作り、アイデアが必要になると思う」
という。
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同社では、それを形として現わしたものとして、花用のシートのFLシート野菜のシートのVLシート青果物専用の通い箱段ボール静電気対策商品そして花用のワンタッチ段ボール「ニュータイプフラワーボックス」などがある。
これは、昨年スタートした商品。組み立てが簡単で、作業性のアップを狙っている。また、胴ぶくれが起きないという特長もある。
同社としては「今後も独自性を伸ばしていきたい」と抱負を語った。 

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